
天候に左右されず、子どもたちが汗をいっぱいかいて思いっきり走ったり跳んだりできる場所があったら嬉しいですよね。特に雨の日や寒さの厳しい冬、あるいは真夏の猛暑日など、外で遊ばせるのが難しい時期のお出かけ先に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
そんなパパ・ママにぜひ知ってほしいのが、福島県郡山市にある東北最大級の屋内遊戯施設「ペップキッズこおりやま(PEP Kids Koriyama)」です。
総面積約1,600平方メートルという圧倒的な広さを誇るこの施設は、単なる「雨よけの遊び場」にとどまりません。子どもの運動能力や感覚を伸ばす仕掛け、食育体験、さらには保護者への手厚いサポートまでが備わった、まさに子育てファミリーの強い味方です。
今回は、ペップキッズこおりやまの魅力や設備、各エリアの特徴、利用にあたってのポイントまで、たっぷりの写真とともに徹底解説します!
「ペップキッズこおりやま」誕生の背景とコンセプト
「外でできるはずだったあそびを、すべて屋内で」
ペップキッズこおりやまは、2011年12月にオープンしました。2011年3月に発生した東日本大震災および原子力発電所事故の影響により、当時、福島県の子どもたちは屋外で自由に遊ぶ機会を大幅に制限されることとなりました。
「子どもたちに安心して、思いっきり体を動かして笑ってほしい」という地元のお父さん・お母さんたちの切実な願いを受け、郡山市や、知育玩具でおなじみの「ボーネルンド」、そして認定NPO法人「郡山ペップ子育てネットワーク」が協力して誕生したのがこの施設です。
「あそび・まなび・そだつ」をテーマに掲げ、子どもたちの健康な心身を育むための多様なコンテンツが凝縮されています。
到着〜入館の流れと充実の館内設備
まずは施設の入り口と受付の様子からご紹介します。
施設の外観はグリーンと鮮やかなロゴが印象的で、遠くからでも一目で分かります。建物前には駐車場も備わっており、車でのアクセスもスムーズです。
館内へ足を踏み入れると、明るくて開放感あふれる受付カウンターが広がっています。

受付ではスタッフの方々が優しく案内してくれます。ペップキッズこおりやまは利用者の安全と安心を第一に考え、時間制(クール制)や入場ルールの徹底を行っています。
受付のすぐ隣には、郡山市の公式イメージキャラクター「がくとくん」の大きなフィギュアが飾られています。

音楽都市・郡山市らしく、指揮棒を持った可愛らしいがくとくんは子どもたちにも大人気!来館記念の写真を撮る絶好のフォトスポットとなっています。
手荷物を預けて快適に遊べるロッカールーム
たくさん体を動かす子どもたちを追いかけたり、一緒になって遊んだりする際、重い荷物は大きな負担になりますよね。館内には荷物や貴重品を安全に保管できるコインロッカールームが設置されています。

ロッカーの数も豊富に用意されているため、リュックサックや大きめの上着などもすっきりと収納できます。また、ロッカーエリア周辺には水分補給用の案内なども掲示されており、遊ぶ前後の準備を落ち着いて整えることができます。
赤ちゃん連れでも安心!充実した衛生&授乳設備
小さなお子様や赤ちゃんを連れてのお出かけで一番気になるのが、お手洗いや授乳室の設備です。ペップキッズこおりやまはその点でも細やかな配慮が行き届いています。

館内には、いつでも利用可能な清潔なお手洗い、授乳室、おむつ替えスペースが分かりやすく配置されています。壁面には子育てに関する地域の情報やイベント案内なども掲示されており、子育て世代への温かいサポートが感じられます。
子どもの成長を科学する!「36のからだの動き」とは?
ペップキッズこおりやまが他の室内遊び場と一線を画している理由の一つが、子どもの身体発達に基づいた明確なコンセプトです。

館内の壁面には「人間成長に必要な36のからだの動き」についての大きな解説パネルが設置されています。
運動発達の考え方に基づき、幼児期から学童期にかけて身につけることが望ましい基本的なからだの動きは、大きく以下の3つの分類(全36種類)に分けられます。
バランスをとる動き: たつ、おきる、まわる、かたむく など
体を移動させる動き: あるく、はしる、のぼる、はう、とぶ など
用具を使う動き: なげる、うつ、ける、つかむ、引く など
ペップキッズこおりやまの館内は、子どもたちが夢中になって遊んでいるだけで、これら36種類の動きを網羅的に自然と体験できるように工夫されています。
さらに、場内には「プレイリーダー」と呼ばれる専門のスタッフが常駐しており、子どもたちの安全を見守るだけでなく、遊びの提案や身体を動かす楽しさを引き出すサポートを行ってくれます。
メインエリア「ペップアクティブ」の魅力的な遊具たち
ここからは、子どもたちが大喜びするメインの運動エリア「ペップアクティブ」のアトラクションを詳しく見ていきましょう!
1. ダイナミックに跳ねる!「エアトラック」
最初にご紹介するのは、空気の力で膨らませたロングサイズのトランポリン「エアトラック」です。

普通の床では味わえない反発力があり、走ったりジャンプしたりするだけで普段以上のスピードや跳躍感を体験できます。転んでも痛くないため、子どもたちは恐怖心なく全力で走り回ることができます。バランス感覚や脚力を養うのに最適な大型遊具です。
2. まるで海の中にいるみたい!カラフルな「ボールプール」
続いては、視界いっぱいに広がる色鮮やかな「ボールプール」です。

敷き詰められた大量のプラスチックボールの中に飛び込んだり、潜ったり、ボールを投げ合ったりと、様々な全身遊びが楽しめます。ボールの感触が全身の皮膚刺激となり、五感を心地よく刺激してくれます。ボールプールの中にはブランコなどの遊具も設置されており、浮揚感と運動を組み合わせて遊ぶことができます。
3. 屋内で本物の砂と水に触れる「SAND & WATER」
「雨の日でも砂遊びをさせてあげたい」「汚れを気にせず思いっきり砂に触れてほしい」という願いを叶えてくれるのが、屋内に設置された広大な砂場エリア「SAND & WATER」です。

抗菌加工が施された衛生的な砂がたっぷり敷き詰められており、バケツやスコップ、水流を使った実験ができる器具なども充実しています。砂を固めたり、山を作ったり、水を流して川を作ったりと、子どもたちの造形力や手先の器用さ、創造力がぐんぐん育まれます。
その他のアトラクション
ペップアクティブ内には、他にも以下のような多彩なエリアが用意されています。
サーキットコーナー: 足こぎボートや三輪車に乗り、専用トラックを疾走できるエリア。
クライミングウォール: 壁をよじ登ることで体幹や集中力を鍛える壁面遊具。
ベビーエリア: 2歳以下の乳幼児専用スペース。柔らかいマットや木のおもちゃが用意されており、赤ちゃんも安心して遊べます。
食の楽しさと大切さを学ぶ「ペップキッチン」
ペップキッズこおりやまの大きな特色の一つが、本格的な調理体験ができる食育施設「ペップキッチン」の存在です。
対象年齢: 2歳〜小学生
参加費: 子ども1人につき 500円(材料費)
体験内容: 旬の野菜や果物を使った料理作り、食育講座、試食
「ペップキッチン」では、子どもたちが自分で食材に触れ、包丁や調理器具を使って料理を作る感動を体験できます。ただ作るだけでなく、「命ある食材をいただくことへの感謝」や「栄養の知識」などをスタッフが分かりやすく教えてくれます。
自分で作った料理の味は格別!偏食や野菜嫌いだった子どもが、ここで調理したことをきっかけに食べるようになったという声も多く聞かれます。
親子の絆と地域をむすぶ「ペップコミュニケーション」
「ペップコミュニケーション」エリアでは、単に子どもが遊ぶだけでなく、親子で協力するワークショップや学びのプログラムが日々開催されています。
体験プログラム: 科学実験、季節の工作、身近な素材を使ったものづくり、大縄跳び大会など
保護者向けサポート: 臨床心理士や専門家による育児相談、子育てセミナー、親同士の交流イベント
東日本大震災の教訓から生まれた施設だからこそ、親の心によりそい、子育ての悩みや孤立感を和らげる場としても非常に重要な役割を果たしています。
ご利用にあたっての基本情報・注意点
ペップキッズこおりやまを快適に利用するために、事前に押さえておきたいポイントをまとめました。
1. 入場料金と予約システム
ペップアクティブ・ペップコミュニケーション: 入場無料
ペップキッチン: 材料費 500円
利用時間: 1日4クールの75分完全入替制
第1クール:10:00〜11:15
第2クール:12:00〜13:15
第3クール:14:00〜15:15
第4クール:16:00〜17:15
(※混雑緩和・安全確保のため事前Web予約制などが導入されています。お出かけ前に必ず公式サイトで最新の予約・利用方法をご確認ください。)
2. 場内でのルールとマナー
保護者の同伴: 保護者(18歳以上/20歳以上親族等)1名につき、子どもは最大3名まで入場可能。
服装と靴下: ペップアクティブ内では安全確保と感覚刺激のため、子どもは靴下を脱いで裸足で遊びます。保護者は靴下着用です。
飲食について: 原則として遊び場内での食事は不可ですが、指定の水分補給エリア(ロッカー周辺や休憩スペース)での水分補給はOKです。
持ち物: 砂場や水遊びで濡れたときのための着替え一式・タオルがあると安心です。
施設情報・アクセス
施設名: 郡山市元気な遊びのひろば PEP Kids Koriyama(ペップキッズこおりやま)
所在地: 〒963-8803 福島県郡山市横塚一丁目1-3
電話番号: 024-942-6777(ペップキッチン・イベント等問い合わせ:024-953-5232)
休館日: 第3水曜日およびその翌日、年末年始(12月29日〜1月3日)
アクセス:電車・バス: JR「郡山駅」東口より徒歩約15〜20分、またはタクシーで約5分
お車: 東北自動車道「郡山IC」より約20分 / 磐越自動車道「郡山東IC」より約15分(無料駐車場あり)
<参考>ペップキッズこおりやま公式サイト
おわりに
「ペップキッズこおりやま」は、子どもたちの「遊びたい!」という純粋な想いと、親たちの「元気にすこやかに育ってほしい」という願いが詰まった最高の遊び場です。
充実した遊具で身体をめいっぱい動かせるだけでなく、食育やコミュニティの場としても機能しており、これだけの施設を基本的に無料で利用できるのは大きな魅力です!
雨の日や寒さ・暑さの厳しい日のお出かけはもちろん、週末のドライブや旅行の立ち寄りスポットとしても大満足間違いなし。ぜひお子様と一緒に、笑顔になれるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
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