2年前に一度売却のご相談をいただいたクライアントがいらっしゃいました。
売却理由は、叔父様が所有されていた土地建物のご売却でした。

相続人はクライアントとご兄弟2名で、ご兄弟間は不仲で連絡も取っていない状況とのこと。
叔父様がお亡くなりになられてすぐに、ご兄弟からは相続放棄の連絡のみを受け、クライアント様ご自身もご自宅があるため、お一人で物件の管理をされている状況でした。
面談時には「どうしたらいいかわからないが、相談する人もいない」とお話しされていました。

2年前の打ち合わせでは、相続登記もせずに固定資産税だけを支払う形で現状維持することになりました。
しかし今年、再度お問い合わせがあり、「固定資産税だけ払っていればいいかと思っていたが、もし自分に何かあった場合、娘に管理を任せたくないという気持ちが大きくなり、売却したいという思いが強くなった」とのお話を伺いました。

仲介では売却が難しいかもしれないとのことで、買取をご希望されましたが、市場が2年前と変わっており、維持管理費用をいただかないと難しい状況でした。
維持管理費をいただいて引き取ることに心苦しさを感じながらもご提案したところ、その場でクライアント様は「本当によかった、断られたらどうしようかと思った。やっと安心して眠れます。もっと早く話しておけばよかった、担当者も大沼さんから変わらずによかったです」と涙ながらにお話しくださいました。
ご契約の際も同様に、涙ながらに感謝のお言葉をいただきました。

この出来事を通して、不動産を手放したいのか、それともご自身の中での「負動産」を手放したいのかは、クライアントの本当の声を聴かないと分からないと強く感じました。
これからも、一人でも多くのクライアントに、数ある選択肢の中から最善の選択をしていただけるよう、お手伝いしていきたいと考えております。

この事例を担当したスタッフ

大沼 和史

「対応してもらってよかった」と、言っていただける時が、一番やりがいを感じる時です。一人でも多く帰り際に笑顔にできるような…  Read more »