不動産売却時の注意点

  • 今の家に居住しながら売りに出す・・・。空き家にして売りに出す・・・。
  • いずれにしても自宅を売る!と決めたら、出来るだけ早く、しかも高く売りたいのは人情です。しかしそんな方法が、あるのでしょうか?
  • ○ どうしたら高く売れるか?
  • ○ どうやったら早く売れるのか?
  • 不動産業者や不動産鑑定士の査定には考慮されないもので、とても大切なポイントがあります。
  • 査定すなわち自宅売却価格を決めるための作業には、ある一定のマニュアルがあります。これは価格の根拠を示す為の共通のルールのようなものです。しかし、実際の売買の現場においては、この査定には含まれない「あること?」が、大きく影響するのです。
  • このことは、売買の現場に携わった者でも、ただ単に「物件」としてしか不動産を見ていない業者や担当者には、あまり関心が無いことかも知れません。
  • 「あること」を知らないで、「売り」に出すということは、ダイヤの原石を磨かないで売りに出すのと同じことです。
  • 聞いてしまえば、知ってしまえば「コロンブスの卵」ですが、「実行」しなければ効果を発揮しません。
  • 「知ると、ヤルとは天地の差!」です。では、その「あること」とは何でしょうか?
  • それは、売主の自宅を「買う人」の視点で考えてみると、浮かび上がってきます。
  • 買う人がポイントとするものは何でしょうか?
  • ①価格
  • ②土地(面積、日当たり、周囲の生活環境、利便施設、学校学区など・・・)
  • ③建物(間取り、築年数、設備、構造、見た目、など・・・)
  • ④資金(諸費用、税金、借り入れ、返済、保険など・・・)
  • 主要なものはこの4点かと思われます。人の感覚には五覚があります。「視覚」「味覚」「臭覚」「触覚」「聴覚」。この感覚で一番ものをいうのは「視覚」です。
  • ものごとによっては他の感覚が支配することもあるでしょうが、「住宅を買う人」に絞れば、「視覚」が最も重要です。「見た目」です。「見た目」の一瞬が、気に入ったか?検討してみようか?の判断をする大きな要因になり、全ての行動のスタートになります。
  • まずは「買う人の見た目」をクリアしなければなりません?クリアするために「多額の費用」をかけるのでは本末転倒になってしまいます。費用をあまりかけないで、自分達の力でやれることで、視覚効果を上げる方策を考えなければなりません。土地に関しての視覚効果対策
  • は建物周りのゴミや不要物は撤去する。(燃えるゴミ、燃えないゴミ、電気製品、自転車やおもちゃ、古タイヤや趣味の品々・・etc)。市の処分場に自分で運べば費用が大変少なくて済みます。植栽は主要物を除いて全て処分する。置物や鉢植えなども処分する。ペットの小屋なども全て処分する。「売る」と決めたら、建物を除いて「更地」の状態にするか、それに近いほうが視覚効果はあがります。とにかく徹底的に「モノ」を除去してしまうのです。
  • 建物に関しての視覚効果対策は、外壁や屋根はできれば水洗いする。(デッキブラシなどでこするだけでも効果あり)。内部が最大のポイント!(古くてもキレイなこと、清掃してあること、清潔感が大切)
  • ◎ 設備(風呂、トイレ、洗面、キッチン、収納など)はピカピカに清掃する。
  • ◎ 障子、襖は、張り替える
  • ◎ 畳もひどい場合は表替えを行う
  • ◎ 照明器具は清掃する
  • ◎ カーテンは汚れている場合は外してしまう
  • ◎ ガラスはきれいに拭く。網戸は破れている場合は網を取り去り枠のみにする。
  • ◎ 神棚や仏壇は、可能な限り、場所を移動して、いつでも動けるようにコンパクトにまとめておく。(神様、仏様も理解してくださる!)
  • ◎家族の荷物は日々利用するもの以外は整理整頓しておきスッキリした状態にしておく
  • 要は、生活のニオイや生々しさを、可能な限り取り去ってしまうこと。
  • (本当は引越しをして、完全な空き家状態にすることが理想ですが・・・・・・)
  • 捨てるものはレンタカーを借りるなどして、公設の処分場に運べば比較的少ない費用で済みます。聞いて見れば「コロンブスのたまご」ですが、これだけでも「効果」は大きなものになります。我が家を売りに出す理由はさまざまです。
  • 「高く売る、早く売る」ためには「何もしない」では目標達成は難しくなりますが、ほんの少しの汗を流すことによって可能になります。
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