
【アドレスの社会的存在意義】
「アドレスがなくなったら、みんな困ってしまうだろう」と高尾さんが仰っていたことが、私にはとても印象的でした。
この高尾さんの想いを、お客様にも社内にも、今の高尾さんの言葉として伝えたくて、本日お時間をいただきました。よろしくお願いいたします。

「アドレスがなくなったら、みんな困ってしまうだろう」なんでそう思ったのか教えてください。

まず、今東北を中心に地方の人口減少は進み、土地の値段が下がっている。
そして、空き家が増えています。
(相続したまま放置 / アパートが建てられない / 若者は都会に出て行ってしまうなど、さまざまな理由で)
そんな「地方の衰退を防ぎたい」という想いで28年間走り続けてきました。
これまでアドレスは、使われなくなった土地・建物を、次の担い手に繋いできました。
私たちがいることで不動産の流通を促し「子どもたちが、地方に住み続けたいと思える」そんな東北の未来を、アドレスは守り続けていきたいのです。
だから、そんなアドレスがなくなったら、「アドレスに関わってくださっているすべての人(地域に住むみなさまも、働く従業員も)が、みんな困ってしまうだろう。」という想いが、根底にあったんだと思います。

もし明日、アドレスがなくなってしまったら、地域やお客様は「何」に困ると思いますか?

まず、東北で22店舗展開。
地方の広範囲に出店している不動産会社は、アドレスのみ。
そんなアドレスがなくなってしまったら、地域の衰退がさらに加速して、地域のみなさまが、困ってしまうのではないでしょうか。
もし、それらが加速してしまったら、商店や病院がなくなり、学校も統廃合されるといった過疎化が進んでしまう・・・その状況は、なんとしてでも食い止めたい。

不動産業界や社会に対して「ここがおかしい」「もっとこうあるべきだ」と感じていたことは何ですか?

昔の不動産会社は、お客様から見たら情報が非常に不透明。また、不動産会社が「教えてあげている」といった風潮や、お客様のお休みに合わせて店舗が開いていないという現状がありました。
※当時、高尾さんご自身がご家族の経営していた店舗を売却する時に、それらを痛感※
だから、そんな不動産業界の不透明性をなくし、お客様のニーズに合わせた不動産会社を自分で創ろう、とアドレスを創業しました。
当時、周りの不動産会社からは、文句をいろいろ言われましたよ。
でも、お客様のことを考えて土日営業は必要だと押し切り、福島県で初めて日曜日営業を始めたのは、実はアドレスなんです。
また、時代に先駆けて、不動産物件情報の情報誌掲載やインターネット掲載も進めてきました。

「アドレスを創業してよかった」と強く実感したエピソード(顧客からの言葉やプロジェクト) はありますか?

地域に貢献したいという想いが根底にある。
数多くのお客様に支持され、28年間走り続けてきました。
とにかくお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、リーマンショック・東日本大震災・コロナなどの経営危機があった中でも、一緒に頑張って頂いた社員のみんなにも、感謝の気持ちで溢れています。
(創業ムービーから抜粋)
2011.3.11 東日本大震災
震災と放射能のおそれからいわきはすぐにゴーストタウンとなった
町中がパニックに包まれていた
避難できる社員には貸金庫にあったお金を渡して避難させたゴーストタウンになったいわきには、しばらくすると原発地区から避難してくる人たちが大量に押し寄せていた
「どうなるかわからないけど、目の前の困っている人たちのためにやれることをしよう」
残った社員たちは不眠不休で仮説住宅の提供から水や食料の提供まで被災者のために駆け回った
辞めるという社員は1人もいなかった
「みんな、一緒についてきてくれてありがとう」
感謝の気持ちが止まらなかった
売上もなく、いつまで続くかわからない状況の中、目の前の人のために働く社員を誇りに思った
不動産の仕事は命の根源に関わる仕事
経営は辛くても、途絶えさせてはいけない
私たちがこのタイミング、この土地で、この仕事をしていることは、天から与えられた私たちの使命
共に戦ってくれる社員がいる。社員が自分の夢に向かって成長できる会社にしよう
震災直後の3〜4月は売上0だったものの、5〜6月は過去最高益を更新
「あのとき助けてくれたアドレスさんでしょ?価格は一番安かったわけでじゃないけど、アドレスさんにお願いしたい」
震災のご縁は今もつながっている。
今後どんな困難が待ち受けていようとも、私たちに超えられない壁はない。
いわきNo1の会社から、福島No1、東北No.1の会社を目指している

社員がどんな姿勢で仕事に臨んでいるとき「アドレスらしい」と高尾さんは感じますか? (誇らしく感じる行動は?)

まずは社員ひとりひとりが、自分に誇りを持てるような行動を取ってもらうことかな。それが巡り巡って会社にとっての誇りにも繋がると思うので。
すべての人が「アドレスと出会えてよかったな」と思ってもらえる、誇れる会社でありたいと考えています。社員の集合体が会社なので。
