
「家を売りたいけど、どの不動産会社に依頼すればいいかわからない」とお悩みの方が、たくさんいらっしゃると思います。
不動産会社選びを間違って、「家が長期間売れない・希望額で売れない」などの失敗をするのは避けたいですよね。
そこで今回は宮城県・福島県・茨城県で年間900件以上の不動産取引をサポートしている不動産会社『イエステーション』が、不動産会社の選び方をわかりやすく解説します。
使わなくなった家をスムーズに売るために、ぜひ最後までごらんください。
宮城県・福島県・茨城県で家をスムーズに売れる不動産会社をお探しの方は、イエステーションへご相談ください。
地域最大級の不動産取引実績を活かし、地域に密着した担当者が情報提供・サポートいたします。
目次
Toggle家を売るならどこがいい|「大手+中小」の2〜3社に絞ってサポート依頼がおすすめ

家を売る場合には、「全国区の大手不動産会社」「地域密着型の中小不動産会社」を2〜3社ほど選んでサポートを依頼することをおすすめします。
不動産会社を2〜3社に絞る理由は、1社だと広告効果が十分とはいえず、多数だと不動産会社とのやり取りの手間が負担になるケースが多いためです。
「全国区の大手不動産会社」「地域密着型の中小不動産会社」それぞれの主な特徴を活用しましょう。
全国区の大手不動産会社の特徴
全国区の大手不動産会社には、主に以下のような特徴があります。
| 全国区の大手不動産会社の特徴 | |
|---|---|
| メリット | ・業務がマニュアル化されているので売却の流れがスムーズ ・知名度が高い点に安心感がある ・全国に支店があるため、遠方の家を売りたい場合も地域独自の市場情報を得られる ・高い資金力をいかした幅広い広告活動が可能 など |
| デメリット | ・業務がマニュアル化されているので特殊事情への対応がスムーズではないケースがある ・売却活動の途中で信頼関係を築いた営業担当者が転勤するケースがある ・営業担当者の裁量範囲が狭い場合、売り主の個別事情よりも会社全体の方針に従った売却活動が優先されるケースがある |
特に以下のような条件に該当する家を売りたい場合に、全国区の大手不動産会社の特徴をフル活用できます。
- 富裕層や投資家向けの、不動産価値の高い家を売りたい
- 遠方の家を売りたい
- 各所に広告を出稿して、短期間での売却を狙いたい など
地域密着型の中小不動産会社の特徴
地域密着型の中小不動産会社には、主に以下のような特徴があります。
| 地域密着型の中小不動産会社の特徴 | |
|---|---|
| メリット | ・地元の購入希望者・投資家などとのネットワークを活用した売却活動を期待できる ・地域特有の事情に応じた売却活動を依頼しやすい ・地域を限定して家を探している方とつながる可能性が高いため、好条件ではない家をスムーズに売却できるケースがある ・地域特有の生活環境・学区・コミュニティなどの情報を購入希望者に提供できる |
| デメリット | ・不動産会社によっては売却活動の範囲が狭い場合がある(利用する広告媒体の数が少ないなど) ・大手と比較して知名度が低いため、売却活動の精度が営業担当者の力量に左右されるケースがある ・営業エリア外の家を売る場合に対応がスムーズではないケースがある |
「売りづらい」とされる家を売りたい場合に、地域密着型の中小不動産会社の特徴をフル活用できます。
- 郊外で生活利便性が悪いエリアの家を売りたい
- 「権利関係が複雑」などの問題を抱えている家を売りたい
- 低価格でもいいから家を売りたい など
不動産会社選びで必ずチェックするべきポイント

不動産会社を2〜3社に絞り込む過程で、問い合わせ前・後それぞれの段階にチェックするべきポイントを紹介するので、参考にしてください。
不動産会社への問い合わせ前にチェックするべきポイント
不動産会社への問い合わせ前に、不動産会社のホームページで以下の点をチェックしてください。
- 売却実績:家を売りたい地域での不動産売買実績を継続して積み重ねているか
- 事業の運営歴と行政処分の履歴:行政処分の履歴がない状態で宅地建物取引業免許の更新をしてきたか
- 口コミ:悪い口コミにも真摯に対応して、安定して高評価を獲得or評価が上昇しているか
- サービス内容:仲介・買取どちらにも対応しているとベスト
- 業界団体に加盟しているか:トラブル発生時に業界団体にも相談可能で、損害金の弁済などの制度もある
不動産会社への問い合わせ時・問い合わせ後にチェックするべきポイント
不動産会社への問い合わせ後には、主に対応をチェックしていきます。
- 問い合わせ後の折り返し連絡:迅速な折り返しと家の状況に応じたアドバイスができるか
- 売却広告の範囲:インターネット・SNS・チラシなど、幅広く媒体を活用して売却活動が可能か
- 権利関係・残置物などの問題対応:売却活動に手間がかかる場合でも丁寧に対応してくれるか
- 家の状況に応じた売却活動のアドバイス・プラン:「◯月までに売りたい」などの要望に沿った対応ができるか
- 査定の内容:査定の根拠を明確に提示してくれるか
- 囲い込み※をしないか:売り手の利益を最大限に考慮した対応をしてくれるか
※「囲い込み」とは、売り手・買い手両方から仲介手数料を受け取るために、他社からの買い手紹介を拒否するなどの行為のことです。
注意が必要な不動産会社からの提案
不動産会社から以下のような提案を受けた場合には、ほかの不動産会社と比較して慎重に不動産会社を選ぶことをおすすめします。
- 査定額が他社と比較して高額:売却活動の中で値引きしていくことを見据えて、高額な査定額を提示するケースがある
- 自宅への訪問営業:対面で会話をすると親近感が生まれるが、時間を置き、他社と比較して不動産会社を選ぶことが大切
- 専任媒介契約・専属専任媒介契約※をすすめる:メリット・デメリットを理解したうえで仲介契約の種類を選ぶことが大切
※「専任媒介契約・専属専任媒介契約」の内容を、のちほど「仲介で家を売るメリット・デメリット|仲介契約は3種類」で確認できます。
家を売るなら仲介or買取どちらがいい

家の立地などの条件によっては、「仲介ではなく買取のほうが早く売却できる?」といった思いをお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで次に、「仲介で家を売る場合」「買取で家を売る場合」それぞれのメリット・デメリットも確認しましょう。
仲介で家を売るメリット・デメリット|仲介契約は3種類
「仲介」とは、不動産会社が売却活動・売買契約などのサポートをするスタイルです。
仲介で家を売るメリット・デメリットは、以下のとおりです。
| 仲介で家を売るメリット・デメリット | |
|---|---|
| メリット | ・一般的に買取と比較して高値で家を売れる ・幅広く買い主にアプローチするため、好条件での売却を期待できる ・取引条件の指定が可能 |
| デメリット | ・家がなかなか売れない場合に、家の管理をする手間が発生する ・家が売れたら、不動産会社へ仲介手数料の支払いが必要 ・売却後に隠れていた欠陥が見つかった場合に、売り主が補修などの責任を負うケースがある |
期間に余裕を持って家を売る場合には、仲介のほうがより良い条件での売却を期待できます。
また、仲介で家を売る場合には「一般媒介契約」「専属媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類の契約形態を選べるため、各契約形態の違いを一覧表にまとめました。
| 違い | 一般媒介契約 | 専属媒介契約 | 専属専任媒介契約 |
|---|---|---|---|
| 仲介契約数 | 複数 | 1社 | |
| 契約期間 | 定めなし | 3ヶ月 | |
| 売り手の自主契約 | OK | NG | |
| レインズ※登録 | 任意 | 契約から7日以内 | 契約から5日以内 |
| 不動産会社の業務報告 | 1回/2週間 | 1回/1週間 | |
※「レインズ」とは、不動産会社間で物件情報を共有するための、オンラインデータベースのことです。
買取で家を売るメリット・デメリット
買取とは、不動産会社が売り手から不動産を直接買い取る取引形態のことです。
買取のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
| 買取で家を売るメリット・デメリット | |
|---|---|
| メリット | ・短期間で家を売れる(2週間〜1ヶ月程度が目安) ・不動産会社は家の再販を目的にしているため、一般的に条件に問題があるとされている家も売れる可能性がある ・仲介手数料が発生しない ・買い手が不動産のプロなので、売却後に隠れた欠陥が見つかっても責任を負う必要がない ・内見対応・清掃などの手間なく家を売れる |
| デメリット | ・一般的に仲介よりも安値(仲介の売却額の7〜9割が目安) ・売却価格を交渉する余地が少ない ・買取に対応している不動産会社を探す必要がある |
買取は、「なるべく早く家を売りたい」「家を売る際の費用や手間を最小限にしたい」とご希望の方に向いています。
宮城県・福島県・茨城県で家を売りたいとご希望の方は、イエステーションへお問い合わせください。
イエステーションは、仲介・買取どちらもご依頼いただける不動産会社です。
家を売るならいつがいい

次に、家を売るのに適している時期も確認しましょう。
「家の購入希望者が増加する時期」「買い手が検討しやすい家の築年数」があるため、今すぐ売り始めるかどうかを検討する際の参考にしてください。
1年の中で家を売るのに適している月
1年の中で家を売るのに適している月は、一般的に「1〜3月」「9〜10月」とされています。
- 1〜3月:4月から新生活(転勤・就職・進学など)を始めるにあたって、購入できる不動産を探す方増加
- 9〜10月:企業で転勤が多く発生する時期。4月からの新生活に向けて早めに住み替えをしておきたい方も家を探す傾向がある
不動産は1年を通して流動していますが、上記の時期に売却活動を開始できるよう準備をすることで、より多くの買い手に家の情報を拡散できます。
買い手がつきやすい家の築年数
買い手がつきやすい家の築年数は、一般的に築10〜15年前後とされています。
築20年以上の家には以下の特徴があり、築10〜15年前後の家と比較して購入希望者が少なくなります。
- 築20年〜30年の家:窓が「単板ガラス+アルミサッシ」、バリアフリーの要素が少ないなど
- 築40年〜50年の家:耐震性に不安があるなど
築年数の古い家を売る際には、購入希望者が住宅性能・住宅設備の状態などを把握しやすいように情報提供をしましょう。
家を売る際にやってはいけないこと|高値で家を売るためにやるべきことも紹介

家の売却活動を始めるにあたって「家をどのような状態に整備するか」のイメージは、売り主様それぞれです。
「家を売る際にやってはいけないこと」「高値で家を売るためにやるべきこと」を簡単に紹介するので、不動産会社に相談をしながら家の整備内容を決めていただけると幸いです。
家を売る際にやってはいけないこと
家を売る際にやってはいけないことは、以下のとおりです。
- 自己判断のリフォーム・解体:リフォーム額を回収できないなどの失敗を避けるために、不動産会社への事前相談が必須
- 市場相場とかけ離れた高値の設定:「売り手・買い手双方にとって有益な取引」という視点での値付けが大切
- 売却活動を不動産会社任せにする:定期的な状況確認などコミュニケーションを取ることが大切
- 欠陥などの不利な情報を隠す:欠陥が発覚すると「契約不適合責任の追求によって」賠償問題などのトラブルが発生する
- 価格交渉一切の拒否:値引きの上限ラインを決めたうえで交渉の余地を示すことは、買い手にとって魅力
こちらの記事で、家を解体するべきかを判断する方法・解体費用の相場などを確認できます。
〈関連ページ〉古家付き土地を売却する際の解体費用相場|解体費用は誰が払うのか・本当に解体するべきかなど注意点も解説
高値で家を売るためにやるべきこと
家の売値は主に「市場価格」「家の状態」といった側面から検討するため、できれば以下のような項目を実施することをおすすめします。
- 建築時や購入時の図面・住宅設備の保証書など、家に関連する書類をすべて提示
- 残置物の撤去
- 室内の清掃(特に水回り)
- 外構の整備
- 定期的に換気をして、なるべく快適な室内環境を保つ
- 2〜5社ほどに査定を依頼し、対応などを比較して不動産会社を選ぶ
家が古いなど不利な条件があっても、購入希望者が好印象を受ける状態に整備することが大切です。
家の売却期間が長引くほど管理の手間・固定資産税などの費用が発生するため、不動産会社に相談をしながらスムーズな売却戦略を組み立てましょう。
家を売りたいとご希望の方からよく頂く質問・回答

最後に、家を売りたいとご希望の方から、イエステーションがよく頂く質問・回答を紹介します。
Q.不動産会社を通さずに自分で家を売る際の注意点を知りたい
A.不動産会社を通さずにご自身で家を売る場合、主に以下の点に注意が必要です。
- 市場価格とかけ離れた高値・安値を設定しないよう注意
- 買い手にアプローチできる媒体が限られる点を、承知しておく必要がある
- ご自身で購入希望者の対応(内見対応など)をする必要がある
- 家の欠陥によって発生するトラブルを避けるために、建物診断などの実施を検討する必要がある
- 買い主が住宅ローンを利用できなかった場合の、手付金の取扱などを確認しておく
- 価格交渉、売却条件の交渉などをスムーズにできるよう、さまざまな事例を想定しておく
- 土地の境界確認など、不動産会社が売却前に実施を案内する項目を把握しておく
- 家を売った後の税金の申告・納税について、前もって把握しておく
不動産会社と一般媒介契約などの仲介契約を結んでも、基本的な売却活動に対して費用を請求されることはありません。
(基本的な売却活動以外の依頼にかかる費用、家が売れた際の仲介手数料は発生します)
家を売る際の手続きは多岐にわたるため、ご自身で家を売るかどうかは慎重に検討することをおすすめします。
宮城県・福島県・茨城県で家を売ることを検討中の方は、イエステーションへお問い合わせください。
家が売れるまでの流れや手続きに関する疑問・不安におこたえしながら、ご希望に沿う売却戦略を提案いたします。
Q.家を売った後に支払う税金の額を知りたい
A.家を売った後に支払う税金の額は、【家を売って得た利益×約20〜39%】です。
家を売った後の税金の計算方法・申告・納税について、こちらの記事で申告方法などを確認できます。
〈関連ページ〉自宅売却の税金がかからない場合は主に2パターン|3000万円控除の特例、申告方法など簡単解説
家を売る際の状況によって税金の計算方法が変わるため、詳細を前もって確認し、不明点は不動産会社・お住まいの地域を管轄する税務署などに問い合わせをしてください。
Q.避けるほうがいい不動産会社の特徴を知りたい
A.あえて挙げるなら、賃貸物件の仲介・管理を中心に営業している不動産会社は避けることをおすすめします。
特に複雑な権利関係や手続きが想定できる中で家を売る場合には、不動産売買の実績が豊富な不動産会社のほうが、スムーズな取引を期待できます。
こちらの記事で、地方で家を売る場合に売買に強い不動産会社を選ぶ方法を確認できます。
〈関連ページ〉仙台の不動産売却|売買に強い不動産会社や売却方法の選択、売却するべきタイミング、売却時の工夫を紹介
Q.残置物の処分はどこに依頼できる?
A.家を売る際に残置物(家具・家電などの荷物)があって処分したい場合、以下の方法があります。
- 不用品回収業者に依頼
- 遺品整理業者に依頼
- リサイクル業者に依頼
- 買取専門業者に依頼
- ハウスクリーニング業者に依頼
- ご自身でゴミ処理場に持ち込み
残置物の処分費用は、各業者に依頼する場合は10〜30万円程度、ご自身でゴミ処理場に持ち込みをする場合は5〜10万円程度が目安です。(処分費用は、残置物の量によって変動します)
まとめ
「家を売るならどこの不動産会社にサポートを依頼すればいい?」とお悩みの方へ、不動産会社の選び方、仲介・買取の特徴などを紹介してきました。
家は「売る」よりも「買う」ほうの市場規模が大きいため、家を売ることに関しては、不動産会社によって得意・不得意があります。
今回紹介した情報を参考にして、ご自身の希望を取り入れながらスムーズに家の売却活動を進めてくれる不動産会社を選択していただけると幸いです。



