今回ご紹介する福島県新地町釣師地区は東日本大震災の津波被害で地区全域が流出し壊滅状態でした。新地町は、その地域に釣師防災緑地公園とパンプトラックを整備し、町民が集える場所を作りました。この地域に活気と賑わいが戻るようにと作られた釣師防災緑地公園。その中にある遊び場施設を二回に分けてご紹介します。

津波被害からの復活!釣師防災緑地公園で遊ぼう!

 週末は親子連れで賑わいます。夏はじゃぶじゃぶ池。ぴょんぴょん山としんち丸、大きな滑り台の遊具が子どもたちに人気です。屋根がついているベンチがあるのも小さな子ども連れのパパ&ママには大事なポイント。釣師地区は笑い声が響き渡る公園に生まれ変わりました。

▲公園内は芝生があるので裸足で駆け回る子どもたち。
▲公園内は芝生があるので裸足で駆け回る子どもたち。
▲釣師防災緑地公園 パークセンター内。
▲釣師防災緑地公園 パークセンター内。

 パークセンターのレモネードスタンドでは季節限定のレモネードやレモンケーキ、チョークやシャボン玉などの遊び道具も売っています。パークセンター内には幼児用のキッズスペースもあるので突然の雨でも安心して遊べます。授乳室があるのも赤ちゃん連れのママには安心ポイントです。スライダーとヘルメットを借りてランバイクトラックで遊ぶこともできます。キャンプ用品のレンタルもあるのでキャンプサイトで手軽にデイキャンプも楽しめます。震災伝承アーカイブの展示もあり年齢層により思い思いの過ごし方が出来る場所です。

 広場は津波到達高さと言われている10mになっているので、津波の高さを体感することができます。10mの高さから公園や辺りを一望すると津波の恐ろしさを改めて感じます。パークセンターでは震災・復興年表や震災前の釣師地区のジオラマが展示されているので、震災前の様子や復興までの歩みを見ることができます。

▲公園内にある想いの丘には、慰霊碑、震災モニュメントが設置されています。
▲公園から歩いてすぐ釣師浜海水浴場に。

 海で貝殻拾いをしたり砂浜で遊んだりカニを捕まえたりと海の遊び方は無限大。釣師浜は遠浅で波も穏やかなので子どもから大人まで楽しめます。朝、早起きして朝日でキラキラした眩しい浜辺で散歩するのもオススメです。

 釣師防災緑地公園パークセンター内のレモネードスタンドには「人生があなたにレモンを与えるなら、レモネードを作ればいいのよ!」という言葉が書いてあります。困難があっても乗り越えて、賑わいがある場所になってほしいという思いがこの公園にはあります。
 東日本大震災から10年が経過し、沿岸部の復興が進んで新たな観光スポットもあちこちにできてきました。被災地だった場所を訪れて、災害の規模を感じることにより日常の幸せをかみしめ、防災の意識を再確認する機会としてみてはいかがでしょうか。

 新型コロナウィルス感染拡大防止措置等により、営業時間や施設使用に制限がある場合があります。しんちパンプトラックは、屋外施設なので天候にも左右されます。公式インスタグラムで確認の上、来場をオススメします。

釣師防災緑地公園 パークセンター
住所:福島県相馬郡新地町谷地小屋北畑11-1
電話番号:0244-62-2730
営業時間:9:30-17:30(4月~11月)
     9:30-17:00(12月~3月)
レモネードスタンド:10:00~16:30
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始の休館日12/29〜1/3
パンプトラックも公園同様、火曜日休場日:悪天候により休場の場合もあるので最新はパンプトラック インスタグラムにて配信)
駐車場:有
BBQ区画:10区画
オートキャンプ:15区画(うちAC付き9区画)

釣師防災緑地公園
http://tsurushi.site/

しんちパンプトラック インスタグラム
https://www.instagram.com/shinchi_pumptrack/

新地町役場ホームページ しんちパンプトラック
https://www.shinchi-town.jp/site/fukkou/shinchipumpopen20200727.html

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▼アクセスマップ(釣師防災緑地公園)