このお祭りの素敵なところは、障がいのある人もない人もみんなが一緒に楽しめることを大切にしているところ。障がいを持つ人たちが作ったものを販売するお店もあって、お互いを理解し支え合う気持ちが育つ、あったかいお祭りなんです。
運営スタッフの一人、鈴木さん(32歳)は「障がいの有無に関わらず、すべての人が楽しめる場所を作りたかった」と話します。会場にはバリアフリーの配慮が随所になされ、手話通訳者も配置されています。また、障がい者支援施設で作られた手作りクッキーやアート作品は、その質の高さから毎回早々に売り切れになるほどの人気です。
参加した家族からは「子どもが障がいについて自然に学ぶ機会になった」「多様性を肌で感じられる貴重な体験だった」といった感想が寄せられています。まさに、地域社会の絆を深める場としても機能しているのです。