仙台駅からJR東北本線で21分の岩沼市に、東北でも指折りの金運向上・商売繁盛の神様がいらっしゃるのをご存じでしょうか。強力な金運を授かるという「金蛇水神社」は各種雑誌にも取り上げられ、県外からも多数の参拝客が訪れるパワースポットになっています。今回はそんな「金蛇水神社」について皆さんにご紹介いたします。

白蛇のいるご神木

金蛇水神社の創始年代については不詳ですが、社名については平安時代中頃に京都の刀匠である小鍛冶宗近が天皇の御佩刀を鍛えるためこの地を訪れたことが由来とされています。美しい水と水神宮のご加護で無事宝刀を鍛えることができた宗近がお礼に雌雄一対の金蛇を奉納し、それをご神体としたことにより「金蛇水神社」と称されることとなりました。金蛇様の他、悪運を流す水の神様として水速女命、国造りと商売の神として大己貴命などもお祀りされており、まさに金運上昇と商売繁盛を願うのにぴったりな神社といえます。

最初の鳥居をくぐると「九竜の藤」という樹齢300年ほどの大きな藤の木があります。ほど近くにある「御霊池」と呼ばれる水場の右側には、木のウロのなかに白蛇がいるように見える御神木も祀られていますのでそちらも忘れずにご参拝しましょう。

巫女舞と雅楽演奏

本殿横には沢山の蛇紋石があり、気に入った石を自分の手や財布でなでると金運が付くと言われています。中にはかなりすり減ったものもありますが、さまざまな色や姿の蛇紋石を見比べて是非お気に入りを探してみてください。

お参りした日は例大祭にあたり、舞台で「浦安の舞」という巫女舞と雅楽演奏が奉納されました。雅楽が持つ独特のリズムはリラックス効果があると言われています。風薫る野外舞台で鑑賞する清々しい舞と音楽は、心と体をゆっくりとデトックスしてくれるようです。

約1,000坪の広さを誇る牡丹園

金蛇水神社といえば約1,000坪の広さを誇る牡丹園も有名です。今年は暖かい日が続き、残念ながらもう牡丹の時期は過ぎていましたが、神社の裏手にある芍薬園は丁度これからが見ごろ。優雅な花を見ながらゆったり散策を楽しめるのも金蛇水神社の魅力です。

境内には蛇神さまにちなんだオリジナルメニューを揃えた休憩所もあり、風景を楽しみながらゆったりカフェタイムを過ごすことも可能です。緑の美しい季節、金運上昇と商売繁盛のご利益がある金蛇水神社へ、仙台からちょっと足を延ばしてお出かけしてみてはいかがでしょうか。