今回は、日立市十王町にある国民宿舎「鵜の岬」をご紹介します。ここは日立市のみならず、茨城県の観光を語るうえで決して外せない場所でもあります。鵜の岬は日立市の北方、太平洋に面した伊師の浜にあり、海鳥の「鵜(う)」がよく捕獲されることから、この名前があります。

30年以上連続して宿泊率日本一!

もともと国民宿舎とは1956(昭和31)年に制度下されたもので、日本国民が安く宿泊できる保養施設を整備しようという政策のもと全国に作られました。しかし、施設の老朽化やライフスタイルの変化で、年々その数は減り続けています。

そんな情勢に抗うように、鵜の岬は、1989年以降連続して、日本一宿泊率の高い国民宿舎の地位を守っています。

30年以上連続して宿泊率日本一、同時に予約の取りにくい国民宿舎日本一!

これは、実に驚くべきことです! その理由は一体どこにあるのでしょうか。

 

 

ぜひ堪能してほしい!素敵な景色に美味しい料理

理由の第一は、リーズナブルな宿泊料金なのに、高い満足感を得られるということです。スタッフのサービス、気づかいがそう感じさせてくれるのでしょう。

第二は、眺望のよさです。全室が太平洋に面したオーシャンビューで、天気がよければ朝は水平線に昇るご来光を見ることができます。また目の前には歩いて行ける砂浜があり、開放感を存分に味わえます。夜は、潮騒の音に包まれて休めます。

そして三番目は、料理の美味しさです。レストランは同じ敷地の別棟となっており、夕食はいくつかのコース料理、ランチは海鮮をふんだんに使った新鮮な料理を楽しむことができます。

 

リーズナブルな料金、きめ細かいサービス、いい景色に美味しい料理。これだけそろえば人気が出ないわけがありません。ただし、鵜の岬の予約については注意点があります。それはネット予約ができないことで、予約は次の2つの方法によります。

・電話予約

・往復はがきによる抽選予約(年末年始および夏季の特定期間)

是非一度、日本一予約が取りにくい国民宿舎をご利用になってみてください。きっとご満足いただけるものと思います。