郡山市の皆様へ
中古住宅のメリットで注目しておきたいことは、新築物件にくらべて住みたい地区に豊富な物件があるということがあげられます。
新築で交通便が良い駅前や買い物の便利な場所での物件探しは、なかなか難しいものです。『中古』を視野にいれると幅が広がります。
とは言っても、「物件が安くてもリフォーム費用などがかかる」「長く住むつもりだから新築の方が・・・」と品質や耐久性に不安を感じる人も少なくありません。
中古住宅を購入することで手元資金を確保し、賢く豊かな人生を手に入れましょう。
ここでは、中古住宅を手に入れる目安として築年数をみていきましょう。
【築年数ごとのチェッポイント】
〇築5年以内 リフォームが不要なお家はほとんどございません。手入らずで入居できてしまうことが多いです。
気になるところは、購入費用がやや高めなところですが、それでも新築からの購入よりは割安感はあります。
〇築5年超10年以内 畳替え・壁紙張替え程度のリフォームで済んでしまう物件が多いようです。
自分の予算と照らし合わせて購入を検討していきましょう。
〇築10年超15年以内 10年超となりますと、台所・外壁工事リフォームを検討しなければならない物件が入ってきます。
ガスコンロですが、平成20年10月から安全規制化され「調理油加熱防止装置」「立ち消え安全装置」の装着が義務付けとなっています。
中古販売においても適用されますので、しっかりチェックしていきましょう。また、ガスコンロ・IHクッキングヒーターの寿命が、10年前後としているところが多いようです。
メーカーによっては、8年というところもありますので、交換の可能性が高いということを視野に入れていきましょう。
外壁工事は、100万円前後かかります。外壁に100万円かかるの!と驚かれる方が多いようです。
10年となりますと、雨・風により傷んできますので、塗り替えが必要となってきます。こまめにメンテナンスしていくことが長持ちの秘訣となります。しっかり予算立てしていきましょう。
〇築15年超20年以内 15年以上ともなりますと、流行りの間取りへのリフォーム費用として100~300万円未満を考える方が多いようです。
ひと昔前は、子ども部屋は大きくゆったり勉強に集中できるようにといった感じでしたが、現在の子ども部屋は就寝時のみ使用し、勉強はダイニングでという考え方もでてきています。
ご家族にあった間取りに変更可能かも視野に入れ検討していきましょう。間取り変更・水回りの取替えなどで、数百万円はかかります。
大幅なリフォームには、敷地面積に対してどの程度の建て坪で建築できるかを示す建ぺい率や敷地面積に対してどの程度の延べ床面積で建築できるかを示す容積率もチェックしていきましょう。
〇築20年超 築20年と超えると、年数だけではなく今までの居住者の使い方ひとつで変わってきますので、年数だけで判断しないことが大切です。
ドアや窓が動くかどうかなど日常的な部分だけでなく、床下・屋根裏の痛みがないか、耐震性などのリフォームが必要かをみておきたいところです。
また、今後何年住むかも踏まえ購入・リフォームを検討していきましょう。
介護を自宅でと視野にいれるのであれば、車いすで移動できるか・トイレやお風呂の使い勝手もどうかなども確認していきましょう。
現在は、住宅ローン並みの金利でリフォームローンを用意している金融機関もでてきています。
手持ち資金との兼ね合いをみて、住宅ローン控除などの税制優遇を利用する大規模リフォームを検討しながら購入を考えていきましょう。
【築年数を考える上で重要なライフプラン】
ライフプランは、『現在』だけでなく、5年後・10年後もイメージすることが大切です。
「中学受験を控えているので、子どもに部屋を用意したい」と考え、無理して大きな住宅を購入しても、高校卒業後独り立ちしてしまい四年ぐらいしか一緒に住まなかったという話を時々耳にします。
家購入時には、子ども部屋も書斎もと考え予算オーバーになりがちです。「5年後には、子どもは独立する。子ども部屋を将来、書斎にしよう」など、今、必要な家を検討してみましょう。
老後、大きな家に二人きりとなりますと、掃除や庭に手入れが大変なだけでさみしいものです。誰が一番長く住むかを考えて身の丈にあった物件を購入していきましょう。
【築年数とともにチェックしたい環境】
中古物件の良さは、周りの環境ができあがっていることです。防犯においてもしっかり確認していきましょう。
購入物件が高い塀で囲まれているのが気になっていたAさん、解放的な家を!と高い塀をとっぱらってしましました。
その後、自分の庭の通り抜けていく人の多さにビックリ!庭の通り抜けが大通りへの近道になるということでご近所では有名な場所だったそうです。
小さなお子さんもいるので、防犯上困ってしまったとのことでした。
日中の見学だけではチェックしきれないこともあります。できれば、夜間や通勤時間帯、天気の悪い日もしっかり確認し、自分の希望にあう物件を探していきましょう。