いわき市の魚めひかり操業増で水揚げ期待

「いわき市の魚・めひかり」が旬の季節を迎えた。全国的には1・2月が最盛期とされるが、県沖では3・4月が旬。東京電力福島第1原発事故の影響で県沿岸・沖での本格操業は自粛されているが、2012年6月に始まった試験操業では魚種や海域を拡大しており、現在は週に3・4回、操業。いわき産メヒカリを食べる機会も増えそうだ。

市によると、市の魚は市制施行35周年を記念し、水産物のイメージアップと消費拡大を図るために01年10月に制定。市民アンケートでサンマやヤナギガレイなど10魚種のうち最多得票数を獲得して選ばれた。

深海魚で目が非常に大きく青緑色に輝くことから、通称「目光=めひかり」と呼ばれる。市のイメージキャラクターはメピカリ。いわき沖の「めひかり」は特に脂が乗って美味とされる。市の特産品でもあり、干物や揚げ物、刺し身などで食されている。

市の魚選定を受けて研究を委託された水族館アクアマリンふくしまは02年から、本格的に飼育を開始した。地元漁業者らの協力により底曳き網漁で捕れた、状態の良いメヒカリを入手。水槽では約半年間はエサを受け付けなかったがその後、3日に1回ほどオキアミなどを食べるようになった。

これまでの飼育の世界最長記録は04年から12年までの約8年間。この個体は11年の東日本大震災時ではマリンピア日本海(新潟市)に一時避難し、多くの飼育員らの協力で生き延びた。

現在、水槽内には08年、09年ごろから飼育している個体もおり、世界最長記録を更新している可能性があるという。「栄養状態が悪いため頭と目だけが大きくなっている」(飼育員)ことが特徴で、水槽内で見分けることができそう。

同館によると、メヒカリは関東以西ではアオメエソ、千葉県銚子以北ではマルアオメエソの地方名。2種にDNAの差異はないが、エサの違いによる地理的変異がみられる。いわき・静岡・宮崎産で比較すると漁獲地が南ほど、目が大きいという。いわき産は脂肪やアミノ酸などうま味成分が多いそうだ。

アクアマリンふくしまで飼育しているメヒカリ
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