泳ぐ競走馬を間近から見学 リハビリテーションセンター

温泉とプールを併せ持つ、日本中央競馬会(JRA)唯一の施設「競走馬リハビリテーションセンター」では、けがからの復帰を目指す競走馬が泳ぐ様子を見学することができる。

2018年のプール開きは5月28日。例年、10月下旬まで行われる。

スイミングプールは、米国ハリウッドパーク競馬場の円形プールを参考に1975年5月、日本で初めての競走馬専用プールとして建設。

1周40メートル、深さ3メートルのドーナツ形で、馬の脚に負担を掛けることなく心肺機能を鍛えることができる。

1周30秒から40秒の速さで3~5周泳がせる。

獣医師らが空き缶を吊した棒で泳ぐ馬を追いやり、理想的な心拍数(1分間に100―160回以下)を得る。

復帰後、走る際に推進力を得る後ろ脚の筋肉トレーニングにも最適という。

同施設は、競走馬の故障を温泉療法で治療することや、温泉療法に関する調査研究を目的に63年5月、日本中央競馬会(JRA)競走馬総合研究所常磐支所として設立。

故障からのリハビリが主な業務のため、より業務内容が分かりやすいよう2017年5月に名称を変更した。

療養馬の疾患は脚や靱帯の疾患が約40・7%、脚の骨折が約39%、関節炎や筋肉疾患が約20・3%。平均療養期間は約5カ月だが、1年以上掛かる場合もある。

過去に入所した有名馬にはテイエムオペラオー、オグリキャップ、トウカイテイオーなどがいる。

敷地は約16ヘクタール。

リハビリ施設としてはプールのほか、温浴場、ウォータートレッドミル、調教馬場などを備える。

採草場や馬診療所、装蹄所などもある。

プール以外でも馬の温泉などを見学できる。団体の場合は事前連絡が必要。

17年のプール見学は272件、見学者数744人(そのうち子ども103人)。
年間を通じた一般見学は2241件、見学者数6584人(同1301人)。

同施設の住所はいわき市常磐白水町上ノ原71。
電話は0246(43)3185

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